建物を壊さないために
劣化現象の分類
鉄筋コンクリート造建築物・構造物の劣化原因、一つとは限りません
例えば「ひび割れ」。ひび割れの原因には、乾燥収縮、温度変化、地震、鉄筋の腐食など様々な要因が考えられます。技術者は、建築物・構造物の種類や部位・部材、使用材料、または建設地域・年代などからその要因を絞り、様々な検査方法を用いて原因を推定します。
また、各種劣化現象は相互に関係しており、複合的な劣化を引き起こすこともあるのです。
このため、劣化現象とメカニズムについて幅広い知識が必要とされます。
鉄筋コンクリート造建築物の8大劣化現象とその要因
その他、構造物の種類や建設地域・年代等により特殊な劣化現象が存在します。
これらの劣化現象は相互に関係しており、複合的な劣化現象となります。また、お互いの劣化現象を促進し、将来的に構造性能を低下させるものもあります。