補修改修

下地補修工法

中性化対策

内部鉄筋の防錆には、中性化対策により内部鉄筋位置のアルカリ性を確保することが重要です

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中性化が鉄筋位置まで達すると鉄筋の不動態皮膜が破壊され、鉄筋が腐食し得る状態になります。その状態のまま放置すると、ひび割れから水や、塩化物イオンなどが浸入し、鉄筋腐食やひび割れの進展、かぶりコンクリートの剥落を起こす恐れがあります。
中性化対策は、表に示すように劣化の進捗状況によって異なります。また、補修方法の選定にあたっては工期や経済性などを考慮し、必要に応じていくつかの方法を組み合わせることも重要です。

 

不動態皮膜とは

特定の条件下で鉄筋の表面に形成される皮膜のことを不動態皮膜と呼びます。
鉄筋コンクリートにおいては、コンクリートがアルカリ性という条件下で不動態皮膜が形成され、鉄筋が腐食しないように保護する効果が期待できます。

中性化対策

劣化因子の遮断

中性化は、空気中の二酸化炭素によりコンクリートのアルカリ性が失われていくことで進行します。そのため、中性化を未然に防ぐには二酸化炭素の浸入を防止することが重要です。
劣化因子の遮断は、躯体表面を塗膜防水材などで被覆したり、ひび割れ補修により二酸化炭素の浸入経路をなくし、二酸化炭素を遮断することで中性化を防止する方法です。
主に内部の鉄筋が腐食する前の「潜伏期」や、軽微な場合の「進展期」での予防保全として適用します。

劣化速度の抑制

中性化の劣化速度を抑制することを目的として、アルカリ性付与材を塗布・含侵させることにより、鋼材の不動態皮膜を保護・再生させる表面含侵工法などが用いられています。
主に「潜伏期」や「進展期」での予防保全として適用されますが、加速期での断面修復と併せて、アルカリ性付与材を塗布することもあります。

劣化因子の除去

すでに中性化が進行したコンクリートのアルカリ性を回復させる場合には再アルカリ化工法が用いられます。
再アルカリ化工法は、アルカリ性溶液を躯体表面から鉄筋周辺まで電気浸透させることでアルカリ性を回復させる工法です。
かぶりコンクリートのアルカリ性が回復しますので、中性化深さを約0mmに戻すことができます。
すでに鉄筋腐食により浮きやひび割れが発生している場合や、かぶりコンクリートの剥落が懸念される場合には断面修復により補修する必要が生じます。
その場合の補修方法の詳細は「欠損爆裂補修」をご参照ください。

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