下地補修工法
EPC耐火モルタル 普通タイプ・急硬タイプ
耐久性能とともに耐火性能を付加した新材料のご提案
建物の構造安全性を担保するために耐久性とともに耐火性が必要となります。
しかしながら、従来から使用されているポリマーセメントモルタルでは十分な性能を有していないのが現状です。
2013年、建築研究所と日本建築業連合会との共同研究成果としてかぶり厚さ不足を効果的に補修する方法が提案されました。
当社ではデンカ株式会社とかぶり厚さ不足を効果的に補修する材料を共同開発しました。
開発したポリマーセメントモルタルは、内部鉄筋位置の温度上昇の緩和等の性能を付加しました。
開発過程における耐火試験を実施した結果、十分な遮熱性能を確保できていることが確認されました。
特徴
耐爆裂性能
ISO834の標準加熱温度曲線を用いた耐火試験において、著しいひび割れの発生、剥離および爆裂は発生せず、優れた耐爆裂性能を有します。
安定した強度発現
高い付着強度、曲げ強度および圧縮強度を示し、急硬タイプは若材齢で優れた強度発現性を示します。
耐久性
高性能粉末ポリマー、特殊有機繊維が混和されており、鉄筋コンクリート建物の劣化因子である水、二酸化炭素、塩化物イオンの浸透を抑制します。
作業性
1層あたりの塗り厚は、普通タイプ、急硬タイプともに約30mmまで可能です。
コテ塗り施工に適度な粘性を有し、コテ切れ性、練混ぜ性能など作業性が良好です。
EPC耐火モルタル
普通タイプの試験結果
耐火試験後のモルタルの表面状態