コンクリート物性試験
アルカリシリカ反応性試験
アルカリシリカ反応骨材による劣化現象
アルカリシリカ反応は、セメントに含有されるNa、Kなどのアルカリ金属が、コンクリート組織内の水溶液にイオンとして溶出することから始まります。
溶出したアルカリ金属イオンは、アルカリシリカ反応性鉱物と水分の存在下で反応します。化学反応によってアルカリシリカゲルが生成され、さらに水分が供給されると吸水膨張し、コンクリート中の骨材粒子や周囲の組織にひび割れを発生させる現象です。アルカリシリカ反応が疑われる構造物から、コア供試体を採取し各種試験を行います。
- セメントと反応性骨材によってアルカリシリカゲルが生成されます
- アルカリシリカゲルは吸水し膨張し、コンクリートにひび割れを生じさせます