Solution

補強・改修・環境対策 きれいにする

「躯体補修、止水対策」で長寿命化を推進

コンクリート構造物の長寿命化において、損傷したコンクリート躯体の補修や、要求性能に応じた躯体の機能回復や耐久性向上、漏水による不具合の改善は重要です。当社はこれらの施工について、多様な工法と材料、調査から工事に至る一貫対応、全国的なネットワークでコンクリート構造物の長寿命化を推進します。

EPC耐火モルタル

建物の構造安全性を担保するには耐久性とともに耐火性が必要となります。しかしながら、従来から使用されているポリマーセメントモルタルでは十分な性能を有していないのが現状です。2013年、建築研究所と日本建築業連合会との共同研究成果としてかぶり厚さ不足を効果的に補修する方法が提案されました。当社ではデンカ株式会社とかぶり厚さ不足を効果的に補修する材料を共同開発しました。開発したポリマーセメントモルタルは、内部鉄筋位置の温度上昇の緩和等の性能を付加しました。開発過程における耐火試験を実施した結果、十分な遮熱性能を確保できていることが確認されました。

リフリート工法

鉄筋コンクリート構造物の劣化防止、耐久性向上を目的とした躯体改修工法です。中性化、塩害の劣化原因別に使用材料を組みあわせ、躯体の耐久性向上を図ります。

スワエール工法

スワエール工法は、ポリウレア樹脂をベースにした瞬間硬化コーティング材によるコンクリート構造物等の防食・防水および保護工法です。専用スプレーシステムにより、広範囲に短時間で吹き付けることができます。また、材料も瞬間で硬化するため、工期の短縮につながり、施設利用の復旧も早くすることが可能です。耐薬品性に優れ、有害物質も溶出しないため、上水、下水施設のいずれにも適用することができます。主に、配水池、浄水池、下水道関連施設、工場廃液処理設備、受水槽などに使われています。

ASフォーム

ASフォームは、レジンコンクリートをプレス成形した高耐久性埋設型パネル材で、防食被覆工法として使われています。レジンコンクリートは、セメントや水を一切使わない熱硬化性樹脂〈レジン〉を結合材とし、骨材および充填材を強固に硬化させたコンクリートです。
ASフォームの表面は、耐摩耗性が高く、水理特性(平滑性)にも優れているため、水の流れを遮らずに水利施設の耐久性を高めることが可能です。主に高い耐久性が要求される水路、橋梁下部、下水処理施設などに使用されています。

ビトグラウト

当社では地下構造物の漏水のうち、止水が極めて困難な漏水に対して適用する工法です。施工は地下躯体に穿孔した注入孔へ、水性エマルション樹脂を注入するもので、注入された樹脂は地下躯体の背面や、注入孔とつながるあらゆる漏水経路を樹脂が逆流浸透し、新たな遮水層を形成する事で高い止水効果を発揮します。