Technology & Methods

耐震ケーブルブレース

  • 鉄骨造向け補強工法

本工法は、高強度ケーブル(亜鉛めっきPC鋼より線)を用いた鉄骨造建物の耐震補強工法です。
主に、耐震補強が必要な体育館および工場の屋根面において、既存ブレースに加え、大梁頂部から柱頭部までの長尺スパンに高強度のケーブルを対角線状に配置することで、屋根面の変形および応答加速度を抑制します。

特長

  1. 従来工法に比べて軽量で、施工が容易なため、工期短縮が図れます。
  2. 軽量で柔軟性のあるケーブルを使用するため、運搬・取扱いが容易で、狭い空間でも施工可能です。
  3. 大がかりな足場を設置する必要が無いため、建物の使用制限範囲を抑制できます。
  4. 補強部材の設置は無火器で行うことができ、見た目もスマートです。

概要

建設技術審査証明は、屋根面の水平ブレースに関して取得していますが、壁面の鉛直ブレースとしても適用可能です。

交差部
接合部

施工手順

ケーブルブレース取付
人力や簡易機材での荷揚げが可能
トルクレンチによる締付け
大型機材は不要
引張力の目視確認
張力管理が容易

第三者による性能証明等

(一財)日本建築センターにて、建設技術審査証明を取得しております。〔BCJ-審査証明-198〕