スレート・金属屋根向けの樹脂吹付による改修「リムテクト工法」
- 補修・改修・ アスベスト対策
- 防水改修工法
- 断熱改修
リムテクト工法は、劣化したスレート屋根や金属屋根を主な対象とした、発泡ウレタンによる断熱層、特殊ウレタンによる防水層、トップコートの3層で構成される「樹脂吹付け屋根改修工法」です。樹脂によるシームレスな保護層を形成することで、屋根全体の保護だけでなく、高い防水効果が期待できます。

リムテクト工法の主な特徴
- 高い防水性と保護性能 発泡樹脂とウレタン防水層が屋根全体をシームレスに覆い、ひび割れや劣化部分を含めて一体化するため、防水性が飛躍的に向上
- 構造への負担軽減 屋根重量の増加を最小限に抑え、建物への構造的な負荷を軽減
- 工期短縮と良好な施工効率 施工が容易で、短時間で吹付施工可能
- 耐久性と美観の向上 ハルスハイブリッド型樹脂を使用したトップコートにより、耐久性、遮熱性、非汚染性が向上し長期間にわたり美観を維持
- 屋内環境の改善 断熱効果により、屋内の温度環境を改善し、省エネルギーにも貢献
- 保証体制 施工後10年の防水保証


施工によってリスクを回避
既存の屋根に直接樹脂を吹付けるため、葺き替えやカバー工法のようなリスクを回避することができます。
葺き替えにおけるリスクの例
既存の屋根を取り除いたあとで新しい屋根を取り付けるため、施工中の踏み抜きリスクや屋内空間の養生が必要となります。そのため、安全性や工期が課題となることがあります。
カバー工法によるリスクの例
既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる方法です。見た目は改善されますが、劣化した既存屋根がそのままであるため、既存屋根部における不具合のリスクが解消されないことや、建物上部への重量増加による構造的負荷も懸念となることがあります。
性能
・硬質ウレタンフォーム「クララフォーム-R 」
クララフォームは、現場で連続的に吹付けることで継ぎ目ができず、高い断熱効果を得ることができます。

・超速硬化ウレタン塗膜防水材「リムテクトコート」
リムテクトコートは、JISA6021 建築用塗膜防水材 ウレタンゴム系高強度形に準拠した材料で、シームレスで強靭な防水層を構築します。また、施工時の踏み抜き防止にも貢献します。

・超耐候遮熱塗料「リムテクトトップHS」(遮熱トップコート)
遮熱効果により室内温度の上昇を抑制します。ハルスハイブリッド型樹脂を使用しているため、優れた対候性も保持しており、塗膜の美観を保持します。

左:施行前 右:施工後
※ 鉄筋コンクリート造3階建て住宅での測定データ ・表面温度:屋根表面,室内温度:3階居室
※ 試験実施日が異なるため外気温変化などが異なります。
・遮音性能の検証
ISO10140-5 :2021に準拠した降雨騒音試験の結果、リムテクト工法を折板屋根に施工した場合、最大10dbの騒音抑制効果を確認しました。

