Technology & Methods

鉄筋腐食調査

  • 調査診断
  • 構造調査
  • 劣化調査

鉄筋腐食の調査は、はつり出した鉄筋の表面状態を観察して錆の程度を把握する方法と、非破壊試験により鉄筋の腐食の可能性を推測する方法などがあります。部材の耐久性の把握や、補修工事における対象範囲の検討などを目的に行います。

鉄筋腐食度調査

鉄筋コンクリート部材に対してかぶりコンクリートをはつり取り、鉄筋表面の状況を観察し、表面状態に応じて鉄筋腐食の度合を評価します。評価結果は補修の要否判定等に利用します。

鉄筋腐食度調査はかぶり厚さや中性化深さの測定と併用することが多いです。さらに含有塩化物量試験や自然電位法と組み合わせることで、より有用な情報を取得できます。

自然電位法

自然電位法は、鉄筋が腐食することによって変化する鉄筋表面の電位から鉄筋腐食を診断しようとする電気化学的な方法です。調査時点における鉄筋の腐食の可能性について評価するものであり、腐食の可能性が高い箇所の把握などを目的として用いられています。

この自然電位法を応用したMULCOは、照合電極を等間隔に配列してユニット化し、多点を同時に測定できる装置です。これを用いることにより、高密度・広範囲の測定を迅速に行うことを可能とします。

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