Technology & Methods

ディスクシアキー工法

  • 鉄骨ブレース工法
  • 耐震壁増設工法
  • 外付け工法

ディスクシアキーは、ディスクとアンカーボルトで構成される耐震補強工法の接合要素です。耐震補強における鉄骨枠付きブレースや耐震壁の間接接合部に用いることが可能です。あと施工アンカーに比べて施工本数を軽減することが出来るため、工事中に発生する騒音や振動を抑制することが可能です。また、あと施工アンカーに比べて定着長さも短くて済むことから、SRC造にも適した工法です。

特長

  1. あと施工アンカーに比べて、騒音、振動、粉塵を抑制することが可能です。
  2. 躯体表面の目荒らしが不要です。
  3. 低強度コンクリートへの適用が可能です。
    • 普通コンクリートは9.0N/mm2以上、軽量コンクリートは13.5N/mm2以上
  4. あと施工アンカーに比べて定着長が短いため、SRC造建物に有利な工法です。
    • ディスクシアキーの埋め込み深さは最短で60mm
  5. 学校・病院・ホテル・精密工場など、静かな環境で建物を使いながらの工事に最適な工法です。

補強概要図

ディスクシアキーの施工手順として、まず既存躯体にアンカーボルト用の孔を穿孔し、次に円周状に深さ約20mmの溝を施工します。
接着用樹脂を孔、溝に注入した後、ディスクとアンカーボルトを挿入し、既存躯体側に固定することで、既存躯体から補強部材へのせん断抵抗機構として機能します。

第三者による性能証明等用事例

ディスクシアキーを用いた補強接合部の設計施工指針として、一般社団法人 建築研究振興協会より技術性能評価(BRP-R1303018-0ST)を取得しております。
ディスクシアキーを用いた補強接合工法は、飛島建設株式会社、株式会社大本組、サンコーテクノ株式会社の3社共同開発です。