Staff Introduction

Interview 09

時間をかけて紡いできた文化を未来に繋ぐ

木本 浩司 KIMOTO Hiroshi

2012年度中途入社
前職:ゼネコン

調査診断

#01 仕事に全力投球

入社直後の配属は工事部でしたが、調査の仕事にも興味があることを伝えて調査診断の業務を担当するように。上司に「やってみたい」と伝えた希望が異動に繋がりました。業務に取り組む中で、高い技術を持っている先輩が、ずっと貪欲に勉強を続けている姿を目にして、エンジニアとしてのあるべき姿を学んだ気がしています。知識習得に熱心な人達に囲まれて、私自身もできることをやっていくのではなく、「少し上のレベルを目指す」、「自分の能力以上のことに挑戦してみる」というストイックさが身につきました。
これまでの仕事で印象に残っているのは、函館のホテルの仕事。耐震診断の結果、建物の耐震性を満足していないことが判明し、今後長いスパンで考えた際のホテルにとっての最適解を探るため、耐震補強や建て替えなど様々なパターンの検討をオーナーさんと一緒に行いました。検討の結果、設計施工という形で耐震補強・リニューアル工事を当社で請け負うことになりました。6年という時間をかけてオーナーさんと「共に歩む」ということを経験し、最後に「頼んで良かった」と言われた時の嬉しさは今でも忘れられません。

#02 できるだけ長く。
その後の100年に繋がるように

世界中が、SDGsに注目する昨今、建築業界においても持続可能な社会について考えていくことは、とても大切なこと。建築物については、用途や設備関連などの経済的な寿命といった条件の影響で、古い建物は壊されてしまうことが多いのが現実ですが、昨今では、今ある建物を有効に使っていこうという動きが活発になってきています。建物の調査診断という業務を通して、そうした考え方の手助けができているという実感を得られることが、この仕事の大きな醍醐味だと感じています。
学生時代には、建築の歴史を研究していたので、仕事を通して歴史的建造物・文化財に携われるのは、とてもワクワクします。長い年月を経て残されてきた、人々の暮らしの痕跡を感じる仕事には、とても幸福感があります。扱う建物が古すぎて、設計図が残っていないことも多々あり、苦労も多いのですが、時間が作ってくれたものは、飽きさせない何かがありますね。

#03 資格を取得し成長を実感

実は学生時代、構造の科目で赤点を取ったこともあり、不得手な分野だと思い込んでいました。コンステックに入社してから勉強して、構造設計も担当するようになりましたが、学生時代には構造に関わる仕事に就くとは夢にも思っていませんでした。
コンステックでは、高い技術を持っていても更なる高みを目指して、ずっと勉強している先輩方を目の当たりにしてきました。そうした姿に大きな刺激を受け、自身も資格取得に挑戦をしてきました。結果これまでに構造一級建築士、コンクリート診断士、一級建築施工管理技士を含む資格を5つ以上取得。中には、難易度の高いものもあり、3年程度の時間をかけて合格を掴んだ資格もあります。資格取得に関しては、会社がしっかり評価してくれるのも嬉しいポイントです。お給料の面でも反映されますし、海外研修に行ける機会も与えてもらえます。学び続け、実務経験を積むことで、学生の頃よりも建築のおもしろさを追求できています。

Message

私は、息抜きの時間をとても大切にしています。各種子どもの学校行事は、例え平日であったとしても、業務を調整し、参加しています。家族のために業務のスケジュール調整をするのは当然と言う雰囲気があるので、気兼ねなく子どものために時間を使うことができます。プライベートが充実しているからこそ、仕事も熱意を持って取り組めると感じています。